- いじょう
- I
いじょう【以上・已上】※一※ (名)(1)数量・程度などを表す名詞の下に付けて, それより多いこと, また, 優れていることを表す。 数量を表す用法では, その基準点を含む。
「予想~の好成績」「もうこれ~待てない」「三歳~は有料」
→ 以下(2)そこまでに述べたこと, それまでに挙げた事柄を表す。⇔ 以下「~五名を合格とする」「~現状を分析してみた」(3)文書・目録などの末尾に記して, 「終わり」の意を表す。(4)(接続助詞的に用いて)…するからには。 …したからは。「出場する~優勝をねらう」「引受けた~は, 責任をもつ」
(5)(接続詞的あるいは副詞的に用いて)上に述べたことの結果として。 結局。 要するに。「親類みな梟(キヤウ)せられ, ~義朝一人にまかりなり候へば/平治(上・古活字本)」
(6)「御目見(オメミエ)以上」の略。⇔ 以下「検校の娘~へやる気なり/柳多留 6」※二※ (副)どうしても。 絶対に。II「貴方が然う酷(ヒド)く有仰(オツシヤ)れば, ~還りません/金色夜叉(紅葉)」
いじょう【囲繞】⇒ いにょう(囲繞)IIIいじょう【委譲】権限などを他にまかせてゆずること。IV「国の権限の一部を自治体に~する」
いじょう【異常】普通と違っていること。 いつもと違うこと。 また, そのさま。⇔ 正常「~な事態」「今年は~に暑い」﹛派生﹜~さ(名)Vいじょう【異状】普通とは違った状態。 多く悪い状態に用いる。VI「体に~をきたす」「全員~なし」
いじょう【移乗】のりうつること。VII「本船からはしけに~する」
いじょう【移譲】他にうつし, ゆずること。「土地を~する」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.